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: Opening Diary
廃墟と化したマンションをホテルへ再生を志す|EP-01
2026/04/21
昭和57年、いわゆるバブル直前期に、伊豆諸島で唯一建設された分譲マンションだ。
当時は時代の勢いもあり、ライオンズマンション伊豆大島をリゾート拠点として購入した個人や法人が多く、1戸ごとに個別の所有者が存在していた。
しかし時代が移り変わり、住戸を保有していた法人の倒産や、所有者の死亡により放置された住戸が増えていった。
それぞれの事情からマンションを利用する所有者は減少し、ライオンズマンション伊豆大島は次第に廃墟のような存在へと変わっていった。
その廃墟と化した「ライオンズマンション伊豆大島」の一室を、あえて取得した人物がいる。
それが、HOTEL Flarito 伊豆大島を立ち上げた、株式会社アートファイブ代表取締役の小島である。
彼は東京23区で生まれ育ったが、幼い頃から旅行などで伊豆大島を訪れていた。
都心から2時間もかからずに行ける東京都の離島。 そこには澄んだ海と力強い火山があり、温かい島民が来島者を迎え入れてくれる。
大人になってからも、ほっと一息つきたくなったときに、ふらりと訪れたい場所――それが伊豆大島であった。
伊豆大島は、都心に近い離島という大きな魅力を持ちながらも、その良さを十分に発信できていなかった。加えて過疎化が進み、街の活気も徐々に失われつつあった。
彼はこの建物を再生し、ここを拠点として、来島者と島民が交われる場所にしたいと考えた。
また、自身が心身を癒してもらってきた伊豆大島の魅力を、本土の人々にも体感してほしいという想いもあった。
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